コラム

イシューから始めよ!穴の開いたバケツ

突然ですが穴のあいたバケツに一生懸命に蛇口を水を注いだらどうなるでしょうか。

もちろん、なかなかバケツはいっぱいにはなりません・・。

はやく蛇口を締めたいのにかからわらず・・

もちろん水道代がかかってしまいますから当然です。

ではバケツを新しく取り換えることができない場合、この課題に対してあなたならどうしますか??

①前にも増して蛇口を捻りますか?

②空いてしまった穴を埋めようと努めますか??

おそらく後者を選択することがほとんどではないでしょうか。
もし外見からではよくわからない場合はまず原因を探すことから始めるのではないでしょうか
・底に穴が開いてるのか?
・側面のどこかが割れているのか?
・どちらも原因なのか??
・しみ出るくらい気づかないひび割れなのか???

ちなみに前者でも漏れる量よりも多くの水量で注ぐといっぱいにはなるかもしれません。
ただ蛇口を止めた瞬間からどんどん漏れてしまします。
いやでも、どうしても「今」水が必要なんだということであれば漏れようが何しようがこの零れ落ちるバケツを使って水をためる必要があるかもしれません。

結局、正解はひとつではなく、状況に応じて判断することにはなります。

この話をしているとふと何かの本で読んだ言葉を思い出しました。

「人民の人民による人民のための政治」で有名な元アメリカ合衆国大統領リンカーンの名言のひとつに

『もし8時間、木を切る時間を与えられたら、そのうち6時間を私は斧を研ぐのに使うだろう。』

という言葉があります。

まずは原因を探し、改善するという意味では長期的視野が必要な課題に対するひとつの有効な考え方ではないかと思うのです。
つまり切れない斧で一生懸命切ることよりも道具を見直して改善してから行動を起こす方が近道な時もあるということです。
今は、変化の激しい時代ですので走りながら考えることが求められることも多いかもしれません。

ただ、根本的な課題を解決するためにはまず原因をつきとめて改善することが必要となります。

ここまでお話してきたことで何が言いたいのかおわかりでしょうか。

テーマは会社にとって必要な『人材の定着』についてです。

前回のコラムのテーマは「採用」でした。

採用だけの対策に一生懸命、時間やお金を使ってうまくいったとしても成功に繋がらない。

つまり、水を貯める方法ばかりに気をとらわれて割れたバケツに目を向けないといったことと同じ状況となってしまいます。

問題の構造はとてもシンプルなことがわかります。

『穴の開いたバケツを修復することから始める』

これまで採用がうまくいかない多くの会社の悩みを聴いてきました。

その多くがこのシンプルな構造への理解が足りていないのではないか。

理解できていたとしても目を背けて行き当たりばったりになってしまってはいるのではないかと。

その理由は原因を深堀りしていくとまさに「組織の課題」に直結しているからではないかと考えています。

一種の「あきらめ」なのではないでしょうか。

①まずは割れているバケツを修復する

②水が多くなってきてもわれない頑丈なバケツにするための工夫をする。

③同時にろ過装置などで常に水がきれいにたもつ仕組みを作っていく

採用 ≦ (会社にとって必要な)人材の定着

世の中には数多くの「採用を成功させる方法!」などの指南書やセミナーなどありますが

まずは問題の「イシュー」(本質的課題)とは何か、まずはそれをつきつめることからはじめてはいかがでしょうか。

私自身ぜひ一緒に取り組んでいきたい課題です。

※参考図書
「イシューから始めよ!」

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